怖い夢と本音で

部屋の壁に月ごとのカレンダーがかけてあってでもそれはずっとめくられていない。
もう何ヶ月もそこにそのページのままかけられているそれには本音でぶつかれと書かれている。


その部屋の主はそれはほんとにほんとに恐いほど本音でぶつかってくる。
嘘はつかないっていつも言ってる通り、ほんとに本音でぶつかってくる。
それで私はというと本音で返せずにいる。
私は私の本音がわからない。
きっとずっとそうしようとしている習慣がないからいつのまにかわかんなくなっちゃったのかもしれない。
それで私耳をすまして聞いてみたらさ、私の本音が聞こえてきて、私ってつまんないやつだなって思った。
つまんない、くだらない、馬鹿みたいで、そんな毎日の何がたのしいのかって思えてきた。


欲しいものを持っている人はいつもどこかしら自分に厳しいところもあって、私は彼らがとてもとても羨ましい。