海を飛ぶ夢

今日は朝から映画館に行く。
レディースデイにのっとって千円で見に行く。
前から気になっていた「海を飛ぶ夢」を見に行く。


最初っから死を意識している映画。
この映画のテーマも尊厳死
バグパイプらしき音楽に魅せられる。


他の映画の死に直面するシーンよりも死をリアルに感じた映画だった。
おじいちゃんが、「自分の子供が死ぬだけでも辛いのに、自分の子供が自ら死を選ぶなんて」、と言っているシーンが妙にひっかかった。
法律では尊厳死のための安楽死殺人罪になるということも始めて意識させられた。
現在の日本ではどうなんでしょうか。
確かブラックジャックでは殺人罪になったような気が、する、なー。
同じ症状の人でも生を望む人と、死を望む人がいることがわかった。
同じ症状でも違う人間だし、環境も違うし。
悲しいかな金銭的なことが物を言うのかもしれない。
愛情があればとかそんな甘いことは言ってられず、実際に誰かの人生を犠牲にしてしまっていると感じる場面があるのでしょう。きっと。
でも犠牲という言い方は良くないけど、自分を犠牲にしてまで愛する人がいる人生はとても幸せなものだと思うけど。
そして死を願う人が、自分の人生に満足できず死を願う自分にとても悲しんでいるシーンは鑑賞している私でさえ絶望的な気分になった。
ミリオンダラーベイビーの場合は自分の人生に納得していたけれど。
私が今までに考えたことのない感情だった。
あーそっかーそういう風に考えるんだ、と悲しく思った。
全ての人が同じではないだろうけれど。


映画は比較的簡単に自分の知らない世界とか、考え方とか、感情とかを知ることが出来て好きだ。
読み物もその点では同じく好き。
でも映画ってなんでこんなに魅力的なんでしょうか。