あることと、あること

太陽をずっと直視し続けると、目が焼け焦げて失明するらしい。
だから私も直視はしないでおこうとしている。
きっと長い長い時間をかけてどうやら元の形のようなものにはもどるだろうけど。

トラウマとは精神的外傷のことを言うらしい。
外傷だったら内田春菊の漫画のように血がながれればいいと思うけれど。
&精神的外傷とは恐怖・ショック・異常経験などによる精神の傷らしい。
別にそんな大それたものではなく、世の皆様が経験するようなことだけれど。

あることを思い出そうとするとあることがよみがえり、あることを考えようとするとあることを考えていて、どっちがどっちかわかんなくなった頃、私はいつの間にか寝ていて、気が付いたら三宮まで電車を乗り過ごしていた。

いつの間にか平らなエスカレーターに乗っていて、思い出そうとするけれど、加速は増すので止まることは出来ず。
遠くから見たら、それが何であったかははっきりするけれど。
でも、本とはその時でしかないので、本とのようで本とではなく。
歪んで見えたりするものです。
そんで勝手に理由づけをしていたりするのです。