「お兄ちゃんが

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)
愛を大事にしなかったからよ。
愛をてきとうにあつかうから仕返しされているのよ。」
という一文をかくことが出来る岡崎京子が大好きだ。
中学校の時から。


考えてみれば、考えてみなくってもあの頃の私と今の私は全く違う人間だ。
遠い自分が違う自分に見えてしまう。
今を築き上げてきた一部であるのに。
経験と出会った人によって今の私は作られてくので。
あの頃はまだ自分の核となる人間に出会ってなかったのかもしれない。
実は出会っていたけれど、核を持った奴だなんて考えていなかったし。


全ては絶妙で抜群のタイミングで全てを連れてくる。
私がなんでと思っていても、実はそれらは絶妙のタイミングなのだ。
そーいえばパウロコエーリョもヘッセも言っていたなーと思った。
私はもうそろそろ宇宙の法則を確実につかみつつあるのかもと自惚れと同時に思う。


すりガラスごしにぼやけた街灯たちが見えて、今日は雨だなーと思って
ちょっと憂鬱な気分になるこれらの気持ちも絶妙なタイミングなのだろう。


あの瞬間は絶妙なタイミングで抜群のタイミングで。
それで私はいくつかといくつもの矛盾を抱えながら何度でも絶妙で抜群なタイミングになることを望んでいる。