映画を見に行く

映画を見に行く。
あやちゃんにおねだりして一緒に行く約束をしていた映画を見に行く。
あやちゃんの家で御飯をご馳走になってから見に行く。
久しぶりに二人で見に行く。
一緒に見に行くのは高3の時に見た「17歳のカルテ」以来。


二人で夜道をテクテク歩く。
風が涼しくて、最後に二人で映画を見に行ったのは冬だったなーと懐かしく思う。


今日二人で見に行った映画は「ミリオンダラーベイベー」。
普通にファイトのある女性ボクサーの話だと思ってた。
でも後半から話は違う方へと転がっていった。
まえ友達にもらったレポートのテーマ、“尊厳死”を思い出させるような映画だった。
ところかまわずしくしく泣いた。
とても切なく悲しかった。
でも生きるということとか死ぬということを考えさせられる映画だった。
ずっと前からこのテーマは私の頭の中をぐるぐると回り続けているような気がする。


もし私がチューブだらけの体になったら、潔く死を選べるだろうか?
もし愛する人がチューブだらけの体になったら、潔くチューブを抜けるだろうか?
私はどっちにしろ死を選ぶような気がするけれども、その時後悔の念は1つも残っていないだろうか?
少し前に殺される夢を見て、自分が死んでいくとき幸せだったなと思えたが、最後に母親が悲しむことが悔いに思えたのを思い出した。
そんなしがらみまでも潔く諦めることが出来るだろうか?
わかんないなー。きっと自分が実際死ぬまでわかんないやー。
案外事故とかであっけなく死んでしまうかもしれないし。


ただ今日この映画を見て、どう生きるかということとか、懸命に生きたいとか色んなことを考えさせられた。
&次見たいのは、「海を飛ぶ夢」と「またの日の知華」です。


見る金がない。