一回死ぬ

youchi2006-02-21

その瞬間、その日に私は一回死ぬのだと思う。
その日までの私は一回死ぬのだろうと思う。
そっからまた新しい私がはじまるのだと思う。


馬鹿の壁の見解のように私たちは毎日違う人間に生まれ変わっているように、私は一回死ぬのだと思う。
きっとそう考えれば私は何回も死んで、何度も生き返っているのかも。
生き返っているというよりも、息を吹き返しているというよりも、また新しく生まれているのかもしれない。


何度も何度も死んで生まれ変わって納得したい。
全てのことに対して目を覚ましたい。
泣きたい衝動にかられたり、泣きたいと思うのはスッキリするからだ。
涙を流すというなにかしらの作用によって脳みそが洗われるんだと思う。
でも思ってる以上に頑丈だったり、思ってたよりもろかったりするので困る。


自分ですら思い通りに動いてくれない時がある。
でもそれはみんな一緒だろう。
心から死んだと実感する瞬間が何回も欲しい。
そうすれば普通に感じている貴重なものを見逃さずにすむ。