白い部屋

youchi2007-08-25

部屋の隅に固まって、
もう既にそれとしては機能していないヨガマットにもたれかかって、
なんとなく出来上がっていたなんちゃって私だけの縁側で簡易机を前にして、
三角に座って、
お気に入りヘッドホンの音量を目いっぱい上げて、
扇風機の風を遠めに当たりながら、
時々アーケードで見えなくなっているけど隙間から覗いている空たちを見上げて、
風と音楽が気持ちいいなと思うのが好きだ。


自分はおいしいチーズケーキを食べて、世界のあらゆる不安を嘆いてみたりするのが好きだ。
あの人がかけてくれた言葉を反芻するのが好きだ。
コーヒーにはミルクだけ入れて飲むのが好きだ。


明日は待ちに待った一時帰国がすたんばっているというのに、
私の心は少しの緊張感を持って止まってしまった。


生活の場を移動させてからいろいろと他のものも移動したのだ。
私の心の置き場も立ち位置を入れ替わり立ち代りして。
何度もがいたんだろうか。
風呂敷のようなものの中でもごもごしすぎて、自分がいいもののようになったような気になっているけど、
色々な場所で必要とされていない感はぬぐえない。


と根暗的な考えをめぐらすのも好きだ。